生ごみ処理施設建設予定地「山崎浄化センター用地に」

懸案だったごみ処理施設建設計画本格化

 生ごみ処理施設建設予定地を「山崎浄化センター用地」にする方針が明らかになりました。

 私たちが流している家庭排水は、キッチンもお風呂もトイレも、大船処理区は山崎浄化センターに、鎌倉処理区は七里ガ浜浄化センターに流れていきます。浄化センターでは、微生物の働きで汚水を水と汚泥に分解し、水は川に流し汚泥は乾燥させ焼却処分しています。今回予定の施設は、乾燥する前の汚泥の一部と生ごみとを混ぜて処理し、発生したエネルギーを施設の電力に利用するというもの。

 下水処理は国土交通省の管轄で、生ごみ処理は環境省の管轄のため、補助の対象範囲等に省庁間の調整が必要になりますが、既に2007年8月には石川県珠洲市(すずし)で同方式を運用した施設が稼動しており、両省から補助金を受けています。今後は、国との交渉を早急に進め、地元住民に充分説明することが必要です。

 そして、今泉焼却炉の使用期限が切れる2013年には生ごみ処理施設を完成させ、スムーズに処理体制が移行することが望まれます。ネットは20年以上も前から、環境に負荷をかけないごみ処理政策の提案をしてきました。脱焼却を目指して、これからも鎌倉のごみ問題に積極的に取り組んでいきます。