地域コミュニティーで防災対策

 最近、初夏のような汗ばむ日があったかと思えば、次の日は真冬に逆戻りし、今年は桜の花を長く楽しむことができました。また、この冬は暖冬による深刻な雪不足で各地でスキー大会の中止が報道されました。昨年はゲリラ豪雨が頻繁に起こり、風水害の心配をしました。地震も心配です。自然が何かメッセージを発信しているのではないかと感じます。

 日頃から自然災害に備えて充分な防災対策を講じ、危機管理体制を整えておくことが重要です。災害時には消防は消火活動や救助作業が優先となるため、地域での助け合いがなにより大切になります。過去の災害においても8割の人の救出は近所の人によるとされています。ミニ防災拠点でもある身近な小学校単位で、市民が参加しやすい実践的な防災訓練を進め、地域の防災力の向上を図ることは重要です。町内会で動きを作っているところもあります。私も今泉小学校での防災訓練に参加しました。自主防災組織が機能するように行政のサポートが必要です。

 人間関係が希薄になったと言われている現代ですが、最近はコミュニティーの大切さが見直され始めています。私は地域のネットワークを生かし、高齢者や障がい者などの災害弱者対策にも力を入れます。地域コミュニティーの確立によって防災力を強固なものにしていきます。