2010年新しい年の初めに

初詣にて

 元日は、家族で恒例の初詣に出かけました。お母さんに抱かれた赤ちゃんからご高齢の方まで、多くの参拝者で賑やかでした。1年の計は元旦にありと言います。皆さんそれぞれどのような思いをこめて参拝されたのでしょうか。

 2010年度の鎌倉市の税収は、10億から12億の減収と言われています。予算編成では、どの部局も一律5%の削減目標を課せられているとのことです。弱い立場の人たちへの支援が行き届かなくなることがあってはなりません。こういう時だからこそ、市民生活に本当に必要なものは何か、鎌倉をどのようなまちにするのかを踏まえた予算配分が必要です。市民にできることと、行政にしかできないことがあります。

 ごみ問題では、山崎バイオ施設や焼却施設の整備などハード面では財源が必要です。ごみ問題の解決は市民生活を守ることにつながります。私は、市民としてできるだけごみを出さないことが大切と思い、リデュースに心がけています。

 一方、働く両親を支援する保育園や子どもの家の充実、障がい者の生活支援や独居の高齢者対策などは、市民力の活用ができます。市民力を活用するためには、行政が待ちの姿勢では進みません。積極的に働きかけることが大切です。資金面での助成にも工夫が必要です。非営利のNPOや市民事業の新規立ち上げを行政が支援するしくみを作ることが、雇用の創出と財政改革を図ることにつながります。今年も市民が元気に活動できる鎌倉市のために努めてまいります。

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