宙に浮いたバイオマスエネルギー回収施設

2010年9月3日 23時22分 | カテゴリー: 活動報告

市長は直ちに決断すべき

 9月議会の冒頭、市長から、「山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設の整備について、結論を3カ月待ってほしい」と発言がありました。私はネット鎌倉を代表して質疑しました。代替案について、就任以来これまで何を検討してきたのか、今後の検討課題について聞きましたが、何も明確な答えは得られませんでした。ただ、市長答弁の中で気になったのは、「生ごみの資源化は、家庭・事業者にお願いすることや、地域単位での取り組みで・・・」という言葉です。

 市長は市民団体の会合の中で、「今は箱物を作る時代ではない。生ごみは家庭で減量できる唯一のごみ」と話しています。生ごみ処理は家庭で行なうことをお考えなのではないかと懸念しています。私はこれまで、電動生ごみ処理機や微生物による処理方法を試してきました。電動は電気を使うため、発生元では二酸化炭素を排出していることから中断しました。微生物による処理は、最初の2年近くは順調に処理できていても、次第に虫やダニの発生に悩まされ、メンテナンスに困窮し、多忙になったことが引き金となり、断念した経験があります。家庭で処理できれば一番理想ですが、楽しく処理できる人と、とても困難を感じる人がいます。持続可能とはなり得ません。行政の政策は、多くの市民に理解していただき、恒久的に安定処理できるものでなければなりません。

 鎌倉市にもっとも適したごみ処理として、鎌倉市生活環境整備審議会からの答申である、バイオマスエネルギー回収施設での生ごみ処理を市は進めてきたわけです。今年度は、松尾市長自ら、山崎バイオ施設について4200万円の予算を計上し、職員はその予算執行のために働いています。人件費もかかっています。この計画をひっくり返すことは、自分の提案した予算を否定することになり、大変矛盾しています。こんな無駄使いは許されません。

 マニフェストに、一から見直しと掲げて当選したからには、就任後直ちに着手すべきことでしたが、ここに至っても代替案が示されません。3ヶ月待つ根拠が明確ではない以上、行政に停滞を引き起こさないため、市民が不安を抱かないですむよう、市長は直ちに決断すべきです。