宙に浮いたバイオマスエネルギー回収施設part4

コスト比較ではバイオ有利

 山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設は、65億円の建設経費が試算されました。国からの補助金が約45%で29億円ほど見込まれており、市の支出はおよそ35億円です。しかし、今のまま2箇所の焼却炉で燃やし続けた場合、名越に集約して最高まで燃やし今泉のピットを使った場合のコスト比較では、山崎バイオに軍配が上がりました。

 生ごみ単体での処理施設で一番経費がかかるのは水処理だと言われます。生ごみは水分が多く、水が集まる浄化センターで処理することは、最も効率的なのです。また、下水道事業は国交省、生ごみ資源化は環境省の管轄です。生ごみと下水汚泥との混合処理をすることで、浄化センター用地での建設に許可が出るのです。生ごみだけの施設なら、土地探しから始めなければならず、時間と取得費が必要です。

 また、バイオガス化しエネルギーを創出して施設の電力を賄います。現在浄化センターは電気代だけで1億3,000万円ほどかかっています。新施設の全電力と、少なくても既存施設の3分の一の電力量は発電可能です。化石燃料や原子力に過度に依存しない再生可能エネルギーによる新施設は、地球温暖化防止に寄与するもので、大いに期待できます。ごみを燃やすことに後戻りするすることはあり得ません。