植木剪定材堆肥にも放射能の影響が

2011年7月27日 21時52分 | カテゴリー: 活動報告

もういい加減、脱原発に目覚めたらどうなの

 鎌倉市は、市内の植木剪定材を、山梨県富士吉田市にある鎌倉市が委託している業者の施設でチップ化し、富士河口湖町で堆肥化しています。2010年度は約11,000トンの植木剪定材を堆肥化しています。市内での配布量は2,111トンで、残りの堆肥は委託業者が牛糞を混ぜて付加価値をつけて農家に販売しているものもあります。

 今回はこの牛糞が問題になりました。農林水産省は、放射線セシウムを含む稲わらを食べた牛は、排出物にもセシウムが含まれる可能性が高く、こうした堆肥を農地に使うと土壌がセシウム汚染され、農作物のセシウム濃度が暫定規制値を超える確率が上がるとしています。鎌倉市では、例年2月と7月に農家に渡しており、7月26日配布分については使用を見合わせること、28日配布予定のものは中止にしました。

 また、市内8か所で無料配布している堆肥には、牛糞は含まれていません。しかし、3月15日と30日の両日に放射能が各地に拡散しており、セシウムが付着した木の葉っぱを堆肥化していることが心配されます。7月23日に、「ミスターガンマ」で市役所の堆肥の表面を測定したところでは、問題ある数値ではありませんでした。富士河口湖町で、野積みによる自然発酵で4ヶ月程度かけて堆肥化しているため、そろそろ時期的に出回る可能性があります。牛糞の問題とは別に、配布はストップし、計測結果を待つことは賢明な判断だと思います。

 放射能汚染の問題は、限りなく広がっています。危険性が明らかになり、経済的にもデメリットが大きい原子力発電は、日本には不要です。私たちは、ノーモア広島、ノーモア長崎と、幾度叫んできたことでしょうか。その上、ノーモア福島と言わなければならなくなった現実を、唯一の被爆国の日本はどのように受け止めるのでしょうか。戦後間もなく原発を導入し、これまで推進してきた国の方針には憤りを感じます。