鎌倉に津波がきたら

県の防災計画を待たず、地震・津波の具体的な想定を望む

緊急消防援助隊に参加した鎌倉消防の隊員
緊急消防援助隊に参加した鎌倉消防の隊員
 3月11日は、どこにいましたか?もし今大きな地震が来て、津波が襲ってきたらどこに逃げますか?阪神・淡路大震災後、阪神地域では、被害想定プラス「災害想定」に基づく地域防災計画を作りました。地震の発生時間など、あらゆる条件での災害を想定しておくことが大切です。そこで、鎌倉市に津波がきた場合を想定し、とっさの行動を考えるきっかけになるよう、ミニフォーラムを開催しました。

 まず、3月14日から5日間、東日本大震災の救援活動に参加した、緊急消防援助隊の報告を聞きました。情報が全くなく、どのような人がどこにどれだけ住んでいたのかわからないまま、瓦礫の中をひたすら歩きながらの捜索で、横浜のスーパーレンジャーとともに、車両の中や建物の上にいる人を発見し救う活動だったそうです。建物の中に人がいるかもしれないのに、余震が続くため中に入ることができず、歯がゆい思いだったと察します。また、救急救命隊に参加した隊員は、普段の当たり前の生活のありがたみを感じ、人々の日常生活を守るのが自分たちの指名だと力強く話しました。

 次に、総合防災課の話では、神奈川県の防災計画は、南関東の地震・マグニチュード7を想定し、5〜6メートルの津波が来ると想定しています。今、県では計画を見直し中で、今年度中には新たな計画を策定することになっています。しかし、三浦の活断層が動き始めているとの情報もあり、いつどこで地震が発生するかわかりません。市役所の標高は11メートル、八幡さまでは13メートルです。もし、10メートルを超える津波がきたら…と考えると、猶予はないはずです。

 鎌倉市の津波ハザードマップは良くできていると言われています。県の結果を待っていないで、今ある津波ハザードマップを活用し、地震・津波の具体的な想定を行ない、市民に説明する機会を増やすべきです。