給食食材の放射能測定器購入を提案

各学校に簡易測定器の設置を!

 9月議会が始まっています。9日の一般質問で、給食食材の放射能測定器購入を提案しました。3月11日の地震では、津波の被害も甚大でしたが、福島第一原発の爆発事故は、放射能の拡散という広範囲に及ぶ被害を引き起こしました。今は、大気の状態は安定してきましたので、小さい子どもを持つ親にとっての心配事は、食品の放射能汚染の問題です。鎌倉市は、学校給食の食品を、7月には一日1品目を17日間測定に出しました。1回22,050円支払っています。2学期以降は週1回測定の予定でした。牛肉や土壌汚染の問題があり、今後、長期間にわたる測定が必要であることから、測定器を購入し、各学校に配置している栄養士を中心に保護者にも協力していただいて、毎日測定することを求めました。

 教育委員会からは、簡易なもので対応できると思うので購入を考える。と前向きの回答でした。教育委員会には、毎日食べる給食の安全性について、保護者の心配を敏感にキャッチしていただけたと思います。

 また、市長部局には、8月8日に消費者庁が出した「食品と放射能の問題に関する消費者庁の取組」を取り上げ、自治体の測定を支援する国の制度を紹介しました。藤沢市はチェルノブイリ後、市が測定器を購入し、市民が運営しています。鎌倉市としても国の制度を活用して測定器を購入し、市民測定所を設置する提案をしました。市民測定は、自分の目で確認できるところに利点があります。こちらは市長の判断待ち状態です。市民の不安に素早く対応し、発信力を高めることが、市役所には益々求められます。市長も素早く良き判断を!