大船中学校改築説明会とプレハブ校舎見学

本校舎側から見たプレハブ仮設校舎
本校舎側から見たプレハブ仮設校舎
 3月29日、大船中学校で改築説明会がありました。参加者が少なかったのは残念です。学校施設課職員からの説明が20分ほどあり、その後の質疑では、プレハブの仮設校舎の耐久性や、体育館の耐震についての質問が出ました。「体育館は、窓の部分に壁がないので弱い。耐震診断を行なう業者に相談し、結果次第でバッテンブレース(筋かい)を入れることを検討する。」とのことです。子どもの教育の場であるとともに、地域住民の避難所にも指定されています。二次被害が出ないよう、応急処置より、早期の建て替えが求められます。

 また、3年間仮設校舎で過ごすと、学び舎がないことになるが、子どもたちに何か残してあげることを考えてほしい。という要望がありました。地震対策で、計画を前倒しして仮設校舎を建設しましたが、まるまる3年間仮設では、学習環境としては良好とは言い難いものがあります。思い出を作るのは子どもたち自身ですが、そのサポートの仕方が問われます。

 説明会終了後、秋山校長の熱心なご案内の元、仮設のプレハブ校舎を見学しました。グラウンドに沿って建てられた仮設校舎は、昇降口からバリアフリーで、エレベーターも設置されています。90メートル以上の廊下の端それぞれにトイレがあり、ほとんど洋式です。机が運び込まれた教室には、エアコンと2台の扇風機が付いていました。また、仮設のロッカーは小さいので撤去し、これまで使っていたものを運び込んでもらったそうです。

 生徒を迎え入れる準備は着々と整っています。学校は主なき建物と言われることもありますが、その年にそこに集った人たちが主となり、学校を創っていくのだと思います。よき主たちの集いの場となるよう願っています。