議員報酬4%の削減を決定

最終本会議で議会共同提案

 鎌倉市議会は、6月議会最終本会議に議員報酬4%削減の提案を決定しました。財政状況が逼迫していることから、市民サービスを低下させないために、職員給与の平均7.7%削減の提案に準じて、議員の報酬も削減することを決定したものです。2012年8月1日から2013年5月14日までの暫定で、議会全体で1108万3971円の削減になります。

 職員の場合は、本給を平均5.6%、地域手当15%から12%に、管理職手当平均5%の削減です。ネットは、議員の場合は手当がないことから、職員の手当分の削減を除き、本給に準じて5.6%の削減根拠を主張しましたが、3%削減を求める会派もあり、4%で折り合ったという経緯です。次期については新たに決め直すことになりました。

 削減内容は、月額報酬については、議長は57万9千円が55万5840円に、副議長は52万円が49万9200円に、議員は47万9千円が45万9840円になります。報酬と期末手当、議員年金の公費負担減額(2013年度)で、議会全体で1108万3971円の削減です。政務調査費については、1か月5万円の1年間分60万円を4月末に支給されています。近年では全体(27人)で200万円ほど返金があり、次期は1割の削減提案も可能です。

 職員も議員も逼迫している財政に協力することは当然と考えますが、財源不足と試算した実施計画をもう一度見直すことは必要です。また、補助金のあり方始め、無駄がないか改めて検証することが求められます。