先生が怖いと言った息子

2012年7月12日 20時29分 | カテゴリー: 活動報告

 「先生が友だちをたたくから怖い」という言葉を息子から聞いたことがありました。24年前です。当時、ほかにも同様の気持ちを抱く子どもたちが少なくなかったことから、直接先生に事情を聴く必要がありました。頭をこつんとやったり、折りたたみ傘で頭をたたくなどの実態をご本人の口から聴きました。しかし、「三宅君をたたいた覚えはない」という反論でした。先生が友だちをたたいているのを見て、子どもたちは傷ついているということが、この先生は分からなかったのです。若い女性でした。

 鎌倉市では、平手で頭をたたく、給食の時間に廊下に立たせる体罰を加えたとして、24歳の男性教員を懲戒処分にしました。給食を食べさせずに立たせたことは、あとから食べさせたにしても、体罰というより虐待に近いものがあります。平成23年5月18日から平成24年2月16日までの間、学級指導において行われていたとのことですが、誰かが気づいて早く対応していれば、大きな事にはならなかったと思います。給食の時間に立っていたのであれば、きっと他のクラスの先生は気がついていたのではないかと私は想像します。大津市の事件も同じで、知っていながら黙っていたことが後から分かっても遅いのです。

 学校は閉鎖的になりがちです。同僚同士は言い出しにくいこともあるでしょう。ともすれば、教職員間のいじめもあり得ます。先生一人に負担を強いることは、多様な価値観を持った社会では難しいのかもしれません。教育現場とは距離を置いた公平な目で見られる人材の配置が必要です。将来ある子どもと先生を守るために、早急な対応が求められます。