マンションでの大型生ごみ処理機設置はお断り

 私が住んでいるマンションの理事会に、市による大型生ごみ処理機設置についての説明がありました。昨年度に引き続き二度目だそうです。

 設置後6年目以降については市の支援はなくなり、自前で運営することになることや、臭いや音の問題に加え毎月5万円も電気代がかかること、導入のメリットが明確ではないなど、デメリットばかりが明らかになり、またも見送りの回答をすることになったそうです。私が6月に行なった一般質問で「外されると分かっていながら梯子を上る人はいない」と指摘した通りです。これ以上まちに出て行って説明を重ねれば、不信感を募らせる市民が増えるばかりで好ましくありません。どうしても必要な施策であるなら、制度設計を再考し、計画性をもって取り組まなければなりません。ごみ問題を身近に引き寄せて考える人が増えれば増えるほど、現ごみ処理基本計画の実効性のなさが浮き彫りになるのは明らかです。

 計画の点検評価を行なう減量化資源化審議会には、机上の検証だけではなく、市民の声を直接聞いていただきたいと思います。