岩瀬町内会で鎌倉市のごみ処理について説明会開催

 726日(土)岩瀬町内会の廃棄物減量化推進員さんが中心となり、市職員(3人)を呼んで「どうなるの?これからのゴミ処理は」と題して、説明会が開かれました。

 市の説明は、家庭系ごみ処理の有料化に向けての条例は議会で通り、来年115日から実施予定であるが、まだ予算が通っていないことや、水切りをはじめとした家庭での取り組みについての説明がありました。

 住民からはすかさず、「有料化になったら市民はどうすればいいのかの具体的な説明がない。これまでも議会が通っていなくても説明してきたではないか。詳しく話すべきだ」との指摘がありました。他に、「指定のごみ袋で出されないものはどうするのか」「アパートの所有者向けの説明会を開いてもらいたい」「何が有料になるのか市民にどのように教えてくれるのか」「プラごみの出し方がわからない」等の質問が出ました。帰り際に皆さんが言われるには、一番聞きたかったのは、「有料化で得た経費を何に使うのか」だったようです。

 戸別収集については、市民の理解が得られていないことを理由に有料化を先行させて、戸別収集の結論は先送りで、都合が悪くなると市民や議会のせいにするのは無責任すぎます。市長が提案したごみ処理基本計画では、戸別収集・有料化はセットになっています。モデル地域で開始する平成24年の説明でも、翌年には全市実施すると言って、モデルを途中でやめると混乱するので、ずっと止めずに行うと説明し、現に今でも続けられています。経費は、年間約5300万円の収集事業委託費と、市が直営で収集している地域もあり、実態は明らかではないのです。市は公表しませんでしたが、昨年10月には、全市実施には22億円という莫大な経費がかかる業者見積りが出されています。経費がかかりすぎるため止めるのなら、早く計画を変更すべきです。いたずらに引き延ばすことは、モデル地域の混乱と反発、税の不公平が増幅するだけです。