鎌倉市の「ごみ問題」を一般質問から考える

2014年9月7日 01時22分 | カテゴリー: 活動報告

 9月議会で、久しぶりに「ごみ問題」について一般質問しました。まず、家庭系ごみの有料化について質しました。

 6月議会で有料化の条例は僅差で可決しました。しかし、問題だらけです。有料化で減量できるごみの量はたったの2000トンです。そのために私たち市民は、市が定めたごみ袋を自分の懐から支払って購入することになり、その総額は45000万円にも上ります。トン当たり225000円も支払うことになり、破格の市民負担です。環境部長は、実際の経費は1億円で、35000万円は収入だと答えましたが、1億円としても他市にお願いした方が6000万円程度で済み安価です。また、3億5000万円の使途を聞きましたが、資源化や減量化、施設基金に積む金額等の具体的な資金計画はありません。3億5000万円でどれだけの減量ができるのかと言えば、ほとんどゼロですから、結局、4億5000万円支払っても2000トンしか減量できないということに変わりはありません。

 また、現ごみ処理基本計画では、有料化と戸別収集はセットになっています。戸別収集を実施した場合、市のずさんな見積りですら収支がとんとんだとの答えです。業者見積りでは大赤字になる試算が出されており、市民には、新施設の建設基金に積むという説明をして理解を得てきたはずですが、全く整合性が取れません。

 さらにおかしなことには、現ごみ処理基本計画の期間中(平成27年度)には戸別収集はできないと答え、次期計画に向けて検討していくのだそうです。審議会で議論し検討した結果、今の計画に入れたはずですから、実施の有無についての検討は、計画に位置付けた時点ですでに終わっています。今さら無責任です。

【独り言】戸別収集を実施すれば多額の経費負担が避けられないことが明らかになってしまったけれど、今の計画では有料化とセットのため止めるとは言えない。有料化は広域化の枠組みのパートナーである逗子市も実施するため、鎌倉市も合わせなくては。燃やすごみがあふれた場合、逗子市にお願いすることになるかもしれないし。しばらく検討という言葉で逃げて現ごみ処理基本計画終了まで引き伸ばし、次の計画策定段階で議会に反対してもらって外せばいいというシナリオか・・・。そうすれば有料化の収入は基金に積むことができる。また、戸別収集のモデル事業も、おそらく、議会が反対したからできなかったという理由で止めることにするのか・・・。【独り言終わり】

 有料化含め、他の施策を実施し上手くいったとしても、年間焼却量は31600トンとの見通しで、3万トンを切ることができません。その対策として、生ごみの炭化だそうですが、誰の生ごみを炭化するのか、どこでやるのか、どうやって集めるのか、何に使うのか、経費はどれだけかかるのか等、何も決まっていませんでした。もう半年以上同じ状況です。生ごみはメタン発酵させてバイオガスを取り出すことが鎌倉市にとって最適な資源化です。

 長岡市は、生ごみのバイオガス化を行っています。収集はステーション収集の有料化で、1リットル1円、市指定のごみ袋の作成費を支払うぐらいの負担です。生ごみの分別が分かりやすいように、特別なごみ袋に入れて出すという捉え方です。鎌倉市も生ごみを分別しバイオガス化を実施すれば、同じ考え方でもっと経費負担が少ない有料化で済むと考えます。

 すっきりと計画を見直して、潔くリセットすることが市長には求められます。