市と職員組合はもっと話し合いを!

 市役所内が手狭になったことと、御成子ども会館・子どもの家の整備のため、新施設を建設するとし、旧図書館と旧901号室を解体する予算が昨年12月議会で提案され、可決しました。しかし、旧図書館を守ってほしいと訴える市民の運動が功を奏し、一転して保存活用が決まりました。旧図書館は、子ども会館・子どもの家として整備することになりましたが、増築が必要で、旧901の取り壊しを改めて決定しました。

 旧901は、目的外使用を許可され、職員組合事務所として使用してきました。立ち退き後の移転先を巡って、市と組合との折り合いがつかず、市は、明渡し等請求訴訟の提起を12月議会に提案しました。16日までに立ち退かなければ、工事着工に入れないとのことですが、裁判に訴えることで、かえって解決が長引く恐れがあります。

 市が目指すべきは、子ども会館・子どもの家の整備事業を円滑に進めることです。市も組合も対立することではなく、互いの立場、意見を尊重し、良識のある交渉を行い、早急に解決を図ることを求める意見を付して、明渡し等請求訴訟には反対しました。話合いで合意点を見つける努力を惜しまず続けてほしいと思います。