中学校の卒業式に参加

地元の岩瀬中学校の卒業式に参列しました。今年の卒業生は140人で、出席者は137人でした。市議会で、鎌倉市の昨年2014年度の卒業生は1123人で高校の進学は1100人。23人は専門学校や家事手伝い、就職、海外留学の準備等と伺っています。神奈川県の調査では、公立小・中学校での不登校児の数は前年度より365 人増えて9363 人という結果が出ています。

昨年夏休みの終わりに、鎌倉市の図書館司書が発信した「死ぬほど学校に行くのがいやだったら図書館においで」というメッセージを思い出します。子どもにとって学校に行くことだけしか選択肢として示せない社会は窮屈です。

神奈川ネットが1月に行った政策フォーラムに、逗子市で不登校の子どもの支援を行っているNPO 法人「遊悠楽舎」代表の明石紀久男さんをお招きした折に、子どもたちに何かをすることを求めず、カリキュラムを作らず「休む」という活動を 15 年間続けている話を伺いました。その子にとって自分を取り戻し、自分で立ち上がるための時間が必要ということだと思います。それを大人はじっと見守ること。

今日の卒業式の最後に、校長先生からは「皆さんの可能性にふたをすることなく、一人ひとり自信をもって進むように。わが校の誇りであり地域の宝です。」というメッセージが伝えられました。来賓には「子どもたちは地域にいるのでよろしく」と言われ、きちんと受け止めたいと思います。