2期8年のローテーションを終えて

8年前に鎌倉市議会に送り出していただき、私のテーマであったごみ問題はじめ、子ども子育て支援・高齢者障がい者福祉・若者支援・緑保全・がけ地対策・行財政改革、近年では、空家空地対策・生活困窮者対策等に取り組んできました。神奈川ネットの先輩議員から引き継いだ政策に加え、情勢に応じた政策提案を行い、実現した政策もたくさんあります。議会は、予算を決定し、予算が適切に執行されているかどうかチェックします。また、市民に必要なサービスを政策論議しながら制度として作り、既存の制度をより良いものに変えていくことができます。

最近の議会は、職員の不祥事を暴くことに多くの時間を割いていました。生活保護費の盗難事件が起きた背景にある杜撰な金銭管理のような悪しき慣例は厳しく指摘し、即時に改善させなければなりません。しかし、失敗を叩いて週刊誌ネタのような暴露合戦を続けることが、市民サービスの向上や職員のやる気につながるとは到底思えません。不透明な行政運営を改め、市民に喜ばれる市役所となるよう、議会も政策を磨き合える組織に生まれ変わる必要があると思います。

私は、5月14日をもって2期8年の市議生活に終止符を打ちました。市議という役割は「あだちなほ」に交代し、議会に出かけていくことはありませんが、これからも市民として鎌倉市政をチェックして無駄をなくし、住み良いまちになるよう地域で市民政策提案に取り組んでいきます。