武田薬品工業との安全協定に住民の声が反映

 武田薬品工業(株)湘南研究所との環境保全に関する協定書と協定書に係る覚書の最終案が、藤沢市のホームページに掲載されました。12月議会に示された案に新たに追加されたものは、

①「年1回以上の連絡会議を設置し、交流や意見交換を行なう」(覚書第3条)
②「P3施設を使用する必要のある病原性の強い特定病原体を、取り扱わない。万一取り扱う必要が生じた場合は、市と協議する」(覚書第7条)
③「実験動物の焼却は外部へ委託する」(覚書第8条)

以上の3項目で、概ね住民の声が反映された内容になっています。ネットも議会でずっと主張してきた3点が盛り込まれ、もう一息のところまできました。

 覚書も協定もどちらも武田薬品工業(株)長谷川社長と結ぶもので、同じ効力を発揮します。覚書は変更することができ、スタート時点よりさらに強化した内容にすることも可能です。鎌倉市では、さらに市民の声を反映させたものにすべく、時間が許す限り、粘り強く武田薬品との交渉を続けています。協定の締結は2月中旬の予定で、鎌倉市もまもなくホームページに掲載される予定です。