市長への辞職勧告決議を可決

もし不信任だったら

 市長の後援会幹部が4月の市議選の時、候補者に陣中見舞いを手渡した問題が新聞で取り上げられ、市長が同行していたことで関与が疑われました。

 鎌倉市議会6月定例会の最終本会議が始まってすぐ、市長の辞職勧告決議が議員提案されました。28名中1名退席、13対13の賛否同数となり、議長採択で可決。なんともスピーディーな展開でした。議会運営委員会で時間をかけて話し合ってきて、実際決める時はあっという間のできごと。

 また議会では、賛成の挙手は採るものの反対は聞かれないので、うっかり手を挙げずにいると反対にされてしまいます。ゆめゆめ油断をしてはならない。

 辞職勧告は法的な拘束力はないので、市長は「法的責任も道義的責任もない」と新聞のインタビューに答え、今も市長を続けています。納得できない私は、気持的には不信任です。地方自治法178条によれば、不信任だった場合、市長は10日以内に辞職するか議会の解散権を行使することができます。もし不信任案だったら、今頃解散選挙だったのかも・・・。