傾いている大船第2子ども会館・子どもの家の移設を求める陳情
傾いている大船第2子ども会館・子どもの家の元北鎌倉美術館への移設を希望する陳情は、教育子どもみらい常任委員会で審査されました。
町内会長をはじめとする2071人の署名が集まっていました。この署名活動のきっかけは、7月19日に市長が現地に出向き、父母会の総意で要望書を出すことを要求したことからです。しかし、9月11日の陳情審査で、市長は「さまざまな可能性を比較検討する」とし、発言を翻しました。比較検討する材料があるのなら、何故もっと早く示さないのでしょうか。キャスター付きの椅子が転がっていくほど傾いている建物を長年放置し、いつまでたっても解決策を示さないから、市民が立ち上がったのではないですか。
議会は、元北鎌倉美術館の活用を評価しながらも、行政に12月までには恒久的な移設先を決めることを求め、それまで継続審査とする意見が多数でした。この陳情は、12月までには方向性を決める後押しになりました。それにしても相変わらず決められない行政と議会で、市民の行動力を見習うべきです。