鎌倉市議会主催の議会報告会開催

 鎌倉市議会では、議会基本条例制定に向けて、試行的に議会報告会を実施することになりました。510日(土)10時から12時まで、市議会全員協議会室で第1回目を行ない、22人の市民参加がありました。2部構成とし、1部は常任委員会と予算特別委員会の委員長報告で、2部は67人のグループに分かれての意見聴取会です。

 私のついたテーブルでは、開口一番、陳情について「どういう風に扱われているのか」「扱われないものはどれぐらいあるのか」等の質問が出ました。鎌倉市議会では陳情も請願と同等の扱いをして、丁寧に審査していること、提出者は議会で陳述してもよいということ等を説明しました。鎌倉市議会は、他の自治体に比べれば、開かれた議会運営を行なっていると思っています。そこは、市民の皆さんの評価と一致しました。陳情という呼び名は古臭く感心しませんが、市民が議会に参加する一つのしくみとして、きちんと位置づけ、さらに門戸を開くことが望まれていると感じました。

 また、ただの報告会ではなく、議員間の議論が聞きたかったという意見がありました。さらに、2月議会で一番問題になった「家庭系ごみの有料化に向けての条例撤回」について、議員のニュースで詳細を知ったが、行政は市民に何も説明しないし、議会だよりも明確ではないと言及された方もありました。こういった報告会で議員間討議を行うこともできると思います。

 より開かれた議会のために、形だけの報告会ではなく、市の重要課題や市民のタイムリーな関心事を察知し、的を得た報告と意見交換を行うことが必要です。