みどりショップの会解散総会
1999年6月27日、神奈川ネットワーク運動・鎌倉の15周年記念事業として、リサイクルハウス「みどりショップ」を御成町にオープンしました。市民の皆さんから不用品をいただき販売し、収益を市内のトラスト団体や市の緑地保全基金等に寄付をする市民参加型の緑保全のシステムです。当時、広町・台峯の開発問題が起き、鎌倉の緑保全のために市民活動が活発化していた背景がありました。また、物を大事に使う資源循環型の社会づくりを視野に入れての活動でもありました。15年を経て店舗の老朽化も相まって、会の活動を閉じることになりました。この間の寄付総額は3000万円を超えました。
9月20日の解散総会には、広町や台峯で保全活動に関わっている市民団体、風致保存会、資源回収協同組合、鎌倉市まちづくり景観部はじめ、みどりショップに関わった多くの人々の参加があり、15年の活動にありがとうの気持ちであふれていました。
鎌倉の三大緑地と言われる、広町・台峯・常盤山(半分)の保全はできましたが、身近なみどりの開発問題が常に起きます。近郊緑地の保全も課題になっています。市の財政が潤沢ではない現状ではありますが、環境が良好であってこそ豊かな鎌倉のまちであり得るのですから、一定の予算措置は必要です。今日は、市民の緑保全に対する前向きな活動方針は確認できました。市のさらなる努力が求められます。