大船中学校改築工事4度目の入札で成立
鎌倉市は、大船中学校改築工事費として今年度当初予算に34億7000万円を盛り込み、4月の入札で施工業者を決め7月にも着工する予定でした。しかし、東京オリンピックの影響により、資材の高騰と人材不足で、全国的に入札不調と言われる中、鎌倉市もご多分に漏れず、入札はその後3回にわたって不調に終わったため、9月議会の補正予算で、28%の増額修正を行いました。10月14日に公告した結果、今度は落札率87.3%の低入札となりましたが、約36億円で落札業者が決まりました。
体育館を先行的に建て替え、2016年1月末に完成させ、現2年生の卒業式に間に合わせる予定です。同年6月末に新校舎が完成し、夏休みに引っ越し、2学期から新校舎での学校生活を開始できるようになります。校庭については、全ての工事終了後に整備することになっています。
大船中学校は、建物の耐震性が低いことから建替計画を前倒しで進めるよう、神奈川ネットは主張してきました。2012年4月からプレハブ校舎に移り、今年で2年目。ようやく先が見えるところまで来ました。行政にはさらなる努力が、学校現場には、子どもたちが落ち着いて学校生活が送れるよう、きめ細かな配慮が求められます。