鎌倉市子どもの家(学童保育)の待機児急増
子どもの家の入所希望が多く、待機児童が出ています。特に大船小学校区では53人、西鎌倉で36人に上っています。昨年9月議会で、学童保育の基準を定めた条例を可決しており、一人当たりの面積基準を国に従い1.65㎡としました。このことで定員数を減らしたことも要因です。他市では基準を緩和する5年間の経過措置を取っているところもあるとのことで、鎌倉市も条例の見直しも視野に検討するとの説明でした。
しかし、面積基準を緩和すれば詰め込み状態になることが懸念され、慎重に行う必要があります。また、特に新学期は新1年生が通い始め来所率も高く、指導員の増員を含めた質の確保が求められます。大船では今年度すでに40人を超える待機を出しています。敷地内に増床する予定ですが、現実的なニーズを把握して整備する必要があります。保育所の卒園児数に見合った整備をしなければ、小1の壁は解消されません。
また、鎌倉市の学童保育は公設公営で運営されています。4月からの子ども・子育て支援新制度の元、民間の力を活用することも視野に、利用者が選べる学童保育が地域に多様に展開できることが望ましいと考えます。