鎌倉から安全保障関連法案に反対する34人の議員有志活動開始

30日鎌倉駅の街頭から始動。リレートークで私が話したこと。

 安全保障関連法案は、7月27日月曜日から参院で審議が始まりました。参院で60日以上審議が続けば、否決とみなして衆院に法案を戻して採決できるのが「60日ルール」です。これまでに参院で60日を越えた法案は100以上あり、その中でみなし否決され衆院に戻ったのは3例のみだそうです。世界的な平和や国の根幹に関わる法案を、60日ルールでみなし否決することは民意が許しません。良識の府としての参議院の存在意義が問われます。急いで成立させなければならない理由はどこにもなく、10の法律を一括して「平和安全法制整備法案」などとして分かりにくくし、数の力で押し通すことなど許されるものではありません。60日を過ぎても会期を延長して一つ一つ詳細に審議すべきです。

 また、国会では議論されていませんが、予算についても問題にする必要があります。日本政府の2015年度予算案の防衛関係費は、過去最高の49800億円に上ります。2002年度をピークに防衛関係費は減少傾向でしたが、安倍政権になって一気に増加に転じています。安保関連法案が成立すれば、これを錦の御旗とし、防衛費はどこまで増大するのか計り知れません。自衛隊を海外のあらゆる地域へ派遣し、武力行使を行う他国軍隊に、弾薬・燃料等の軍事物資を補給する等の支援活動を可能とします。また、防衛大臣は、他国で自衛隊が戦争することは可能だと答えています。日本の資金も人名もかけて戦争に参加するということです。

 私たちの望みは、貴重な税金を戦争に加担することに使うことではありません。介護や医療、教育や子ども・子育て支援の充実、安定した就労等、実生活に密着した豊かさです。今年は戦後70年の節目の年。これからも「戦後」と言える社会であるように、日本は一年一年着実に平和の歴史をきざむ国でなければならないことを、どこよりも早く平和都市宣言をした鎌倉から強く発信していきます。

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