予防接種学習会に若いパパ・ママが参加

2月最後の日曜日、玉縄学習センター分室で「どうする?予防接種」の学習会を開催しました。講師には、小児科医の山田誠先生をお招きしました。
生後2か月から半年間で定期接種10回、任意接種を入れて15~16回にもなり、超過密スケジュールです。生まれたばかりの小さな体に、同時に複数のワクチンを入れることに問題はないのか。子どもが小さい若いパパ・ママたちと、孫が生まれたというおばあちゃまの参加もあり、予防接種は多世代の関心ごとです。

同時接種については、多くの菌が体の中に入ってくることが安全かどうかは不明で、事故が起きた時には因果関係が明らかになりません。実際に、ヒブと肺炎球菌を同時接種するようになって8人亡くなっていますが、2011年3月に因果関係はなく突然死とされたそうです。ヒブや肺炎球菌で亡くなる人数に比べ、予防接種で亡くなる人のほうが多いのでは予防接種の意味はありません。

予防接種が増えたのは、アメリカ流医療が世界の標準になってきたことによるとのこと。アメリカでは、予防接種のほうが医療費がかからないとの判断で、病気は医学で制圧できる、病原性のウィルスや細菌を撲滅させる考え方のもと、子どもの時のすべての病気に対するワクチンを作ろうとしているようです。アメリカやフランスでは、決められた予防接種を受けていないと学校に入学できない状況にまでなっているそうです。

講演後には、会場から「予防接種を受けさせたくないと思っていても言えない状況がある」「必要な予防接種は?」「添加物が心配」等の質問がたくさん出ました。受けたほうがいいと言われた予防接種は、3種混合とはしかと風疹で、あとは免疫力をつけること。人間の自然の免疫力は強い。最後の締めの言葉でした。