生活保護費紛失事件

鎌倉市の生活保護費紛失について、盗難事件として警察の捜査が入っていることを4月15日の朝日新聞が報じました。厚生労働省の実地監査に向けて書類の調査をしていて発覚したとのことです。昨年8月20日にわかり、市は9月17日に鎌倉警察に被害届を提出しています。半年以上警察が捜査を行っていますが、現時点では犯人を特定するまでには至っていないとのことで、引き続き捜査中です。

今回の事件は、生活福祉課のキャビネットに保管してあった海外転出や就労により受給資格を失った人の保護費が盗まれたということです。これまでの調べでは、平成22年7月から平成27年3月までの間、5人分の支給額約500万円の内、265万2,397円がなくなっています。そもそも、受給資格が無くなったらすぐ保護廃止の手続きを行い、現金は課内に置かず会計担当に戻さなければなりません。職場で再三の指摘があったにもかかわらず事務処理を怠り、職員が領収印を押印し事務処理を偽装していたことも明らかになっています。

4月15日、各派代表者会に市長から報告があり、また、警察の捜査が完了していなくても、5月中には議会全員協議会(全協)を開催することになっています。私が所属する観光厚生常任委員会として、全協まで間をおかず5月17日(火)9:30から協議会を開催し、生活福祉課から報告を受けることにしました。わかったことは随時お知らせします。