またしても期限切れワクチンを接種
鎌倉市内の医療機関から、間違い接種の事故報告が2件ありました。期限切れヒブワクチン接種と日本脳炎の規定量を超えた接種です。
日本脳炎は3歳以上と以下では摂取量が違い、保護者が予診票に2歳11か月の子を3歳と記載したことが原因の一つです。ヒブワクチンは、2013年12月に期限が切れたものを今年4月16日に4か月の女児に摂取。接種後、カルテ記載の時に期限切れにすぐ気づき、保護者に謝罪、説明し、3年前のものは抗体価が低下しているとの医師の判断で、すぐ摂取しなおしたとのこと。この子は、一度に2本のワクチンを受けたことになります。医師の判断がどこまで認められているのか疑問があります。
有効期限切れのワクチンの有効性と安全性は、製造メーカーの保証対象外で、医療現場で判断基準を持っているわけでもないと思います。誤接種が発生した場合は、まず実施主体(総責任者)である自治体に連絡し、自治体担当者が謝罪と今後の対応を説明するのが通例となっています。
誤接種の対応について明確なルールを作り、公表に向けても医療現場自ら基準の提案があってしかるべきと考えます。