児童虐待防止の取組
児童虐待が後を絶ちません。政府は、児童相談所(児相)の児童福祉司らの増員や、市区町村への「子ども家庭総合支援拠点」の設置などの児童虐待防止策を進めていますが、その中にあって、再び野田市で痛ましい虐待死事件が起きてしまいました。
神奈川県も、児相の職員の増強や弁護士等専門職の配置に取組んでいますが、深刻なケースほど孤立し、表面化しにくいものです。県の児相は主に要介入支援のケースを扱い、市町村は子育てに問題を抱える家庭を支援する。困難な事案については児相と共に対応する「連携の強化」を図る。保育所・学校を含む関係機関の情報共有の徹底等、早急に体制を再構築する必要があります。
また、深刻化を防ぐには、子育てのストレスが高まる前にいつでも子どもを預けられる一時保育を身近な地域に充実することや、一時保育の窓口を通して家庭を丸ごと支援できるようソーシャルワーク機能の充実が求められます。