広町散策

11月10日リサイクルハウスみどりショップ企画


 モノレール西鎌倉駅から南東に向かって住宅地を右に左に歩くこと10分。鎌倉広町の森、御所ヶ谷入口に到着。足を踏み入れると、畑や水田、奥には湿地帯が広がっている。前日の雨にもかかわらず、思ったほどぬかるんでいないのは土地の保水力が保たれているからか。

 夏には蛍が飛び交うほどの自然だが、湧き水と生活廃水の両方が流れていると聞き驚く。市街化調整区域になっていて都市計画税を支払っていないから、下水処理が整備されていないため、生活廃水がそのまま流れ込むとのこと。泡立っていることもよくあるという。何か手立てはないのか・・・。

 せめて、合成洗剤ではなくせっけんを使ってほしい。合成洗剤は有害な化学物質を含んでいるため環境悪化を引き起こす可能性も大きいので、せっけん推進派の私としては、是非せっけんの使用をおすすめしたいと思う。

 広町は、檜の苗を背負って植林の手伝いをしていた私が抱いていた山のイメージとは趣がちがっていた。私の故郷の山は、生活の糧となり雄雄しさを感じる山。それに比べ広町の山は、子どもからお年寄りまで自然に親しみ、触れ合い、憩うことができるやさしさを感じる山。この山を守っていきたいと願う鎌倉市民の強くやさしい気持ちを肌で感じながらの散策だった。

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