議員年金の問題点
①議員年金には、多額の税金が投与されている。鎌倉市でも、2008年度の税負担は2500万円を超えている。
②公的年金は25年以上加入しなければ受給資格が得られず、25年未満なら掛け捨て。ところが、議員年金はわずか3期12年加入するだけで資格が得られ、12年未満でも鎌倉市の場合、掛け金の約60%が戻る。
③一般市民は公的年金には一つしか加入できないが、議員は公的年金とダブルで、さらに県議に12年以上在籍すれば、公的年金と市議会議員年金、そして県会議員年金のトリプルで受給できる。
地方議員年金は10年前から赤字が続いており、2011年には破綻すると言われています。平成の大合併により掛け金を支払う現役議員が減少したのに対し、受給者は増え、年金財政が行き詰ったからです。2007年に税負担を増やすなどの対応をしましたが改善されず、今また、さらなる税の投入を求める動きが見られます。経済状況が悪化し失業者も増え、自治体財政の引き締めをしなければならないという時に、自分たちの経済的な身分保障を求めようとする提案は、とうてい市民の納得の得られるものではありません。
神奈川ネットワーク運動が議員年金廃止に取り組んでやがて10年になります。この間、国会議員の年金制度は2006年4月に廃止が決まりましたが、地方議員の年金制度は未だに存続しています。地方議員の年金制度も国会で法律を改正すれば廃止できるはずです。
ネットの議員は2期8年で交代し、議員年金を受け取りません。私は、しがらみのない生活者のプロとして政治参加していきたいと考えています。これからも、市民目線で、生活者の立場で、議員の特権とも言われる議員年金制度の廃止を求めていきます。