学校給食の美味しさと安全性

子どもたちに食べる楽しみを

 「子どもたちに安心安全なものを食べさせたい。」ネットは学校給食の安全性にこだわり、これまでも、環境にも人のからだにもやさしい石けん洗浄、野菜の塩素消毒の廃止、磁器食器への変更、遺伝子組換食品不使用の原則など提案し、実現させてきました。

 給食調理業務の民間委託が進み、調理業務が市職員から民間に移ったことで経費の削減になりましたが、安全性や美味しさのチェックは今まで以上にしていく必要があります。昨年ネットの提案で、民間委託した学校に保護者と学校、業者による三者協議会を設置しました。

 私は、今後も学校の給食室で調理する自校式を堅持し、三者協議会を活用して子どもと保護者の意見が反映できるようにしていきます。また、アレルギーをもつお子さんに対しては代替食などきめ細やかに対応するよう求めていきます。

 また、中学校の昼食時間が短く、子どもがちゃんと食事ができる環境とはいえないとの声をたくさん聞きました。足立区では、給食の食べ残しが年間630トン出ることから、小中学校で給食時間の5分延長を試みた結果、食べ残しが減り、よく噛んで食べるようになったと報告されています。わずか5分の延長で子どもたちに変化がみられます。食育が叫ばれている昨今、食べることの意味を学校でも家庭でも考えたいものです。