「ふれあいの泉」の入所者さんは、市内の方が90%、市外の方も家族が鎌倉市在住の場合がほとんどで、特にショートステイは近隣の方の利用が多いとのこと。必要な施設を必要なところに造ることができたと言えます。
また1階のロビーでは、精神障害者の就労支援の喫茶店「フレンズ」が営業しており、コーヒーと軽食が準備してあります。私たちは「ふれあいの泉」見学の後、隣接する今泉町内会館で昼食を取り、コーヒーの出前をしていただきました。クッキー付きで300円です。「ふれあいの泉」は地域に開かれた心休まる施設になっています。
ティータイムの後、渡辺光子さんとの懇談会を開きました。鎌倉の高齢化率は26%を越え、施設の入所待ちの方は600人を上回っています。渡辺光子さんは、ご自身が鎌倉でご両親を介護、見取ってこられた経験があります。施設整備はもとより、現場で働く人たちの資格取得を応援する制度を創設することも公約しています。私は、福祉現場が充実することに期待します。
来年度は税収ダウンを覚悟しなければなりません。厳しい財政状況の中、無駄をなくし、市民生活が豊かになる税金の配分を考える必要があります。大変な舵取りを決意した渡辺光子さんに敬意を表したいと思います。