実験動物の焼却施設の設置規制を

ネット鎌倉は代表質問しました

 武田薬品工業新研究所の敷地内に計画されている、実験動物を燃やす焼却炉建設について、ネット鎌倉は2月議会において代表質問しました。
 
 武田薬品工業の周辺は、住宅が密集している上に、病院・高齢者施設・幼稚園が近くにあることから、実験動物の焼却は適正な処理業者に委託すべきではないかと、ネット鎌倉は以前から主張していました。鎌倉市域ではなく、藤沢市に建設されるのですが、風向きは鎌倉側に吹いてくることが多く、市民としては大変心配です。

 住まいのすぐ近くで焼却が行われることに対して、近隣住民の公衆衛生、また精神衛生上、立地規制をすべきではないかと質問しましたが、市の答えは、法的に問題がないため規制はできないとの回答でした。

 ペットの焼却を受け入れている自治体でも、実験動物の焼却は、市民の公衆(精神)衛生上拒否している状況があります。実際、国立感染症研究所や国立食品衛生研究所、神奈川県衛生研究所などでは、動物の焼却は施設内では行なわず、「廃棄物処理場」などに搬出し処理しています。法の上での解釈だけではなく、そこに住んでいる人々の気持を汲んだ行政であってほしいものです。

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