この素案は、鎌倉市廃棄物減量化及び資源化推進審議会(減量審)に市長が諮問し、まだ審議が続いている状況です。私は、素案の内容についての報告を受ける段階には至っていないのではないかと疑問を投げかけました。議会事務局に確認したところ、過去にも審議会途中での報告があったのは1回だけで、その時は中間報告という形だったそうです。今回のようなケースはなかったようです。減量審で充分議論を終えてから報告を受けるのが筋ではないかと考えます。市長が諮問した審議会を飛び越えて、議会での議論が始まったら、審議会は形骸化してしまう懸念があります。
また、素案では、計画の進行管理も減量審が行なうことになっています。答申を出す以上、責任を持って評価も管理もしていくということです。委員の中からは「市民として協力はしていきたいが、市長案には根拠がなく実現は無理だと思う。バイオ施設の計画は残した方がよい」など、大変厳しい意見が出されています。減量審は、市民生活に及ぼす影響等を踏まえ、市長が提案したごみ削減プランをしっかり検証したうえで答申を出すことが求められます。次の会議は3月9日に予定されています。