この見直し素案は、市長の方針に沿って生ごみ資源化施設を作らず、市民や事業者に生ごみの処理や分別の徹底をお願いするもので、多くの理解と協力がなければ成功は望めません。議会では、ネットも含め3分の2以上の議員が反対で、予算もバイオマスエネルギー回収施設の建設に向けて修正を出し、可決しています。今回のパブコメでも反対の意見が上回りました。2010年9月議会に提出されたバイオ施設建設を早期に進める旨の陳情には1000人を超える市民が署名していることなどを、市長は重く受け止めるべきです。素案をこのまま行政計画にすることは市民の意向を無視することです。
毎日出すごみの問題は、市民生活と切り離せない重要な生活課題です。パブコメの意見を反映し、多くの市民が納得できるごみ処理の計画となるよう、再度審議会で議論を尽くし、市民にも丁寧に説明することが求められます。