このような状況の中、2010年度は約1億6800万円の余剰金を介護給付等準備基金に積み立てており、現在8億8500万円にも上っていることが、2010年度の決算委員会で明らかになりました。介護保険料は、3年間の計画を立て、計画をもとに算出しています。ネットが今夏に行なった対面式アンケート調査では、サービス受給者の満足度は高いものの、適切なサービスを受けられない人の不満は高まっています。また、いつまでも元気でいたいと思っている高齢者は多く、健康増進や生きがいある生活が求められています。
剰余金を考えれば、施設整備や介護予防にもっと力を入れることはできるはずです。保険料の残高にはある程度のゆとりは必要ですが、過度な余剰金が出ることは避け、3年間の保険料は3年の間に使う計画を立てるべきです。