小町通りに埋まっていた謎の物体

コンクリート管の正体を解明すべき

 小町通りの電線地中化関係の補正予算が、9月議会に提案されました。提案当初の説明では、地下に埋設されているコンクリート管撤去の必要性などで、4020万円の予算でした。ところが、実際はコンクリート管の撤去作業は、昨年度すでに終わっており、本来昨年度に行なうはずだった未施工の工事を今回行なうための経費4020万円の予算に変更しました。何が起きたのでしょうか?関係する担当職員が報告を上げなかったことが発端になっていますが、同金額であること始め、不思議なことがたくさんあったため、22日の2010年度の決算委員会で質問しました。

 まず、コンクリート管の撤去作業にいくらかかったのか明らかではありません。工事事業者であるNTTインフラネットから、平成21年6月17日に「本体工事に先行して支障物の撤去をしてもよいか。撤去費は電線共同溝工事等費に含め実施してよいか」という工事打合簿が提出され、道路整備課が承諾しています。追加工事であるにも関わらず、見積もりも取らず進めてしまったことは理解が得られるものではありません。コンクリート管は、いつ頃何の目的で誰が埋めたものなのか、充分調査もせず、産業廃棄物として処分してしまったことも、納得できません。本当に鎌倉市に支払い義務があったのかどうか疑問です。不二家から鉄の井まで約370メートル撤去しましたが、その先があったのではないかと最後に聞いたところ、可能性はあると職員は答えました。管の途中で切断したとすれば、残っている可能性は高く、謎が解明されるはずです。調査すべきです。

 この補正予算は、あまりに不明な点が多く、簡単に認めるわけにはいかなくなりました。鎌倉市はずさんな経費管理をしていると思われないよう、誰もが納得できる説明を求めます。