新しい問題として放射能対策が挙げられます。市内で局所的に1マイクロシーベルトを超える地点が出ているにもかかわらず、一週間経ても現場の確認もせず、ほったらかしにされていると市民の方からネットに相談の電話がありました。
8月には今回の原発事故により放出された放射能物質による環境汚染への対処に関する特別措置法が公布されています。2012年1月1日施行になっており、環境省からの具体的な省令が自治体まで下りてきていないという現実はありますが、不安を募らせている市民がいることが分かっているのなら、対応策を打ち出すべきです。特別措置法が出来た以上は、市民からの問い合わせに対応できるよう早急に窓口を整備しておく必要があります。現場を確認もせず、現状把握すらできないのは、あまりにお粗末です。
国から言われなければ何もできないようでは、地方分権の実現はほど遠い道のりです。地方分権どころか、市役所が市民からどんどんかけ離れている気がしてなりません。国から天下りとも言える役人を副市長に据える人事をしているようでは、やはりだめだと言うことではないでしょうか。市長はどこを見て市政運営を行なっていくのかが問われます。