また、3年間仮設校舎で過ごすと、学び舎がないことになるが、子どもたちに何か残してあげることを考えてほしい。という要望がありました。地震対策で、計画を前倒しして仮設校舎を建設しましたが、まるまる3年間仮設では、学習環境としては良好とは言い難いものがあります。思い出を作るのは子どもたち自身ですが、そのサポートの仕方が問われます。
説明会終了後、秋山校長の熱心なご案内の元、仮設のプレハブ校舎を見学しました。グラウンドに沿って建てられた仮設校舎は、昇降口からバリアフリーで、エレベーターも設置されています。90メートル以上の廊下の端それぞれにトイレがあり、ほとんど洋式です。机が運び込まれた教室には、エアコンと2台の扇風機が付いていました。また、仮設のロッカーは小さいので撤去し、これまで使っていたものを運び込んでもらったそうです。
生徒を迎え入れる準備は着々と整っています。学校は主なき建物と言われることもありますが、その年にそこに集った人たちが主となり、学校を創っていくのだと思います。よき主たちの集いの場となるよう願っています。