市民の安全な生活を守るための道路整備

見通しが悪い上、歩道も途中でなくなっている
見通しが悪い上、歩道も途中でなくなっている
 鎌倉市と横浜市の市境の岩瀬・平島地区で、一かたまりの土地を二度に分割しての開発が行なわれたことから、ごみステーションの問題が発生していました。ごみステーションは住民と開発事業者の話し合いで、敷地内に作ることになり、解決に至りました。しかし、まだ道路の問題が残っています。保育園に隣接しており、朝夕は子どもの送り迎えや、鎌倉女子大の送迎の車も通行することから、狭い道路にもかかわらず、時間的に交通量が多くなるところです。

 新たに開発した土地は、道路に挟まれた三角形の土地で、三角形の頂点部分は道路に突き抜けていることから、一部土地利用は困難な状況です。近隣住民の訴えで職員が現地調査をし、所有者のご厚意で隅の部分を道路として使わせていただくよう協定書を交わす運びになりました。それはよかったと思います。しかし、開発が始まる時点で、ごみステーションの問題もしかり、起こり得るトラブルであることは想像できたはずです。事前相談の際に、何故回避する手立てを講じなかったのか、残念に思います。

 また、家が建ったことで見通しが悪くなったことから、横浜市がカーブミラーを設置することになったそうです。危険回避のために早急な対応が望まれます。

 もう一点の課題は、電信柱が道路端に建っており、車が回りきれず走行に障害が生じています。少し電柱の位置をずらすことができれば改善されます。また、電柱が側溝の中に建っているため、側溝のふたが閉められず、穴が開いた状態になっています。市民の安全を確保するために課題は何点かあり、道路管理者の市は、住民と協力して早期に解決を目指してほしいものです。

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