大船中学校体育館の耐震化実施へ

 鎌倉市内の学校施設で唯一大船中学校だけが、耐震化が施されていません。間もなく建替えをするためとの理由でした。校舎は計画を前倒しで、今年度プレハブに移りましたが、体育館については建替えまでそのまま使用することになっていました。2階の窓の部分がIS値0.28(新耐震基準は0.6)と大変低く、子どもの安全とともに、避難場所に指定されている施設でもあり、私は課題を投げかけてきました。

 建替えに向けての調査の結果、応急処置として、窓部分にできる範囲の耐震対策を実施することが決まりました。今月8日ぐらいから、中間試験前の部活動が休みの期間に工事に入り、16日までに終了予定とのことです。今回はあくまで応急処置であり、今後、校舎含めた建替え計画の中で、体育館を先行して工事することを視野に、民間の知恵を出してもらいながら検討していくことになるそうです。教育委員会が、子どもの安全を第一に、柔軟に対応されたことは評価できます。

 体育館は卒業式・入学式始め、学校行事、部活動など多岐に使用します。影響を極力少なくして、良き思い出が作れるよう、大人が知恵を出し合いたいと思います。