子宮頸がん予防ワクチン接種の呼びかけを中止
厚生労働省は、全国の自治体に対して、子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的呼びかけを中止することを決めました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130614/k10015313101000.html
鎌倉市は2010年6月、神奈川県内の自治体としては初めて子宮頸がん予防ワクチン接種の助成を決定しました。この4月には法律に基づく定期接種となり、小学校6年生から高校1年生までの女子を対象に、無料で接種できることになっています。
しかし、ワクチン接種後の副反応をめぐる問題が、全国で起きています。5月16日の厚生労働省の「第2回予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」では、発熱やアナフィラキシーショックなどの副作用が、2010年11月から今年3月までで計1196件あり、うち106件は障がいが残るなど重篤なケースであることが報告されました。被害者の女子中高生の保護者による「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が今年3月に発足され、国に予防接種中止などを求めています。
海外では死亡例も報道されています。ワクチンは体の中に異物を入れることであり、慎重な対応をしなければなりません。また、ワクチンに過度に依存すれば検診を受けなくなる恐れがあります。子宮頸がんの原因がHPV(ヒトパピローマウィルス)ではない可能性も否定できません。性病感染などで炎症がおきていれば癌化することもあるそうです。検診を受ける環境をしっかり整えることは重要です。女性の一生を考えるとき、女の子は自分のからだを大切に思い、女性のからだを守るための教育がやはり必要だと考えます。