鎌倉市観光協会と懇談会

 鎌倉市観光協会と観光厚生常任委員会メンバーとの意見交換会に参加しました。イコモスから世界遺産登録不記載の勧告を受けましたが、そのことで改めて鎌倉の魅力を見つめ直し、まちづくりを考えることになったとの認識を共有することから始まりました。

 鎌倉市は、集客についての努力をしなくても観光客が訪れる恵まれた観光地です。反面、市民からは、解決しない交通渋滞の問題を指摘され続け、「住んでよかった、訪れてよかった」と思えるまちづくりについての課題は残されています。

 私は、横浜に住んでいた時、家族や友人たちと何度も鎌倉に来ています。目的を持ってきたわけではなく、おしゃれ感覚だったように思います。観光客に連なって狭い道をぞろぞろ歩きました。修学旅行生をはじめとした観光客の来訪目的の分析、観光スポットめぐりのルール化等、アイデアが出されました。

 また、スイカで寄付ができる仕組みについては、法的に認められていないため、特区申請の話が出ました。私は、ただ寄付をするのではなく、カンパグッズを考案することを提案しました。鎌倉でしか手に入らないグッズを購入することで、鎌倉の緑や歴史遺産や街並みを守る活動に寄与することができれば、来訪者にとって記念にもなり一石二鳥です。やはり、頼朝にまつわるものが良いでしょうか。

 商品開発は、大学生や高校生などの若い世代を交えて鎌倉の新たな魅力づくりを。分析は、専門家を交えて生活を守るまちづくりを。そして、鎌倉に住む子どもたちに、鎌倉の魅力を伝える取り組みを。観光協会は、これからの鎌倉のまちづくりに大きな役割を果たす可能性を感じ、わくわくした意見交換になりました。