大船立体開通後も、消えた横断歩道を渡る人々

消された後も横断歩道は薄く残っている

 大船立体は1期工事が終了し、今年328日から暫定開通しました。5月から旧橋の撤去作業が始まっています。撤去が10月に終了したら、立体北側の歩道の整備に入り、平成28年度上半期には通れるようになります。その半年後の平成293月には、鎌倉武道館前につながる車道が開通予定です。最後は南側にスロープの歩道を整備して、工事完了は平成303月の予定です。

 道路整備に伴い日常生活上の不備も出てきました。小袋谷1丁目から大船3丁目のセブンイレブンにかけての横断歩道がなくなってしまいました。県道ではありますが、鎌倉市職員にヒアリングしたところ、「住民にはすでに説明している」「横断歩道があると渋滞した場合にかえって危ない」「新しくできた近くの横断歩道まで行って渡ってもらう」などと、聞く耳持たずの反応でした。

 ここは、行政センターにつながる道路であり、小袋谷、台、山崎方面の人たちが生活道路として日常的に利用しています。今も薄く残っている横断歩道を、親子連れ、ご高齢者、サラリーマン、自転車、多くの住民が渡っています。バス停もあり、ポストもあり、そばには消防署もあります。横断歩道を残し、とにかく車を徐行させるべきと考えます。大船警察署長にも現状を伝えました。専門的な観点から安全性を再検討し、再度住民への十分な説明が求められます。