政務活動費の市民公開を開催しました

 72316時から、神奈川ネットで政務活動費の市民公開を開催しました。市民、議員、久しぶりにマスコミ関係からも参加がありました。

 兵庫県議が、政務活動費(2012年までは政務調査費)で日帰り出張を繰り返した問題が明るみになり、号泣会見して世間を騒がせました。政務活動費は、議員活動に伴う経費として議員報酬とは別に支給されています。鎌倉市議の場合、月5万円、年60万円で、各自治体の条例よって支給額が定められています。領収書の添付とともに、報告と公開が義務付けられ、議員一人一人の説明責任が課されています。

 神奈川ネットでは2007年から政務活動費の市民公開を実施し、収支報告書や領収書とともに、成果物を公開し、税金の使途を明らかにしてきました。近年では、自治体の情報公開が進み、大和市では領収書を含み全てホームページ上に公開されるようになりました。

 自治体によって、支給額も報告の仕方も異なっています。他の自治体の状況を知ることで、気づきがあり、議員間の牽制にもなります。今日の意見交換では、事務所家賃の按分、自治体の情報公開のあり方、会計帳簿の有無、個人支給になっているかなど、活発な意見が出されました。神奈川ネットは、政務活動費の独自基準を持ち自主管理していますが、一番重要なことは政策立案活動の成果物を示すことです。市民とともに調査を実施し、政策を作り、成果物を提出し、さらにきちんと説明して初めて責任を果したことになります。神奈川ネットが市民公開を開催する意味はそこにあると思っています。