鎌倉のごみ問題について議会報告会開催
7月25日(金)鎌倉生涯学習センターで、神奈川ネット鎌倉議員団の議会報告会を開催しました。テーマは「鎌倉のごみを考えよう」
2月議会で、市長は、有料化に向けての条例を提案しました。しかし、神奈川ネットが動議を提案し顧問弁護士に見解を求めたところ、条例上に有料化する品目を明示していなかったことから地方自治法違反を指摘され、異例の撤回をしました。6月議会には手続き的な不備は解消して改めて提案され、ネットは反対しましたが、賛成多数で可決しました。しかし、その実は問題が山ほどあり、まだ補正予算の審査に入っていません。条例はできましたが、有料化に際してのごみ袋を作る予算や、車・人の手配に関する予算等はついていない状況です。補正予算は、総務常任委員会で審査されます。ごみ有料化に関わる予算も保育所の整備等についての予算も一括で提案されています。ごみについては膨大な資料があるため、他の案件と切り離して集中審査が必要です。
今日は、有料化の有効性や費用対効果、戸別収集の必要性、新焼却炉の4候補地が突然示されたことによる質問や意見等たくさんいただき、大変有意義な意見交換ができました。また、有料化は問題が多い中、何故賛成するのだろうという疑問の声もありました。
議員は、市民の皆さんの負託を受けて議会に出ています。特に、市民から手数料をいただくという重要な事案は、賛成、反対の理由を明確にしなければなりません。開かれた議会を目指して、今、議会基本条例の制定を進めており、議員間討議等についても議論されていますが、市民への説明責任を果すという基本的な事柄ができていないようでは、議会改革など絵に描いた餅です。
今日の報告会は、考えることがたくさんありました。議会の中だけで議論していても何も生み出しません。日々の生活の中からの声を聞き、その声を議会に届けることが大切です。ごみ処理は身近な課題で、市民の関心事です。こういう議題こそ、議会として意見交換の機会を設け、ごみ処理行政を真っ当な方向に進むよう取り組むことが、二元代表制である議会の役割りと考えます。
同じテーマで、29日10時から大船学習センターで議会報告会を開催します。新情報をお知らせできるかもしれませんので、是非お越しください。