鎌倉市議会臨時会開催~ごみ処理関連予算を切り離し補正予算を訂正~
鎌倉市は、6月議会に提案し継続審査になっていた「平成26年度鎌倉市一般会計補正予算」を訂正し、ごみ処理関連の予算を切り離して再提案しました。
保育所の整備や町内会館建て替えの補助金等、滞ってはいけない予算があります。本日の臨時会で、全員賛成で可決しました。家庭系ごみの有料化含むごみ関連予算は、8月5日に、付託された総務常任委員会で審査することになりました。
有料化の条例は、6月議会において僅差で可決し、17日に公布されています。条例上は、来年1月15日から指定されたごみ袋でごみを出すことになります。しかし、市長提案の有料化は多くの問題をはらんでいることから、市民の中で疑問の声が大きくなってきています。
戸別収集・有料化はセットで実施すると説明してきたことと、戸別収集のモデル事業を2年も継続していることから、市民は戸別収集も近々実施すると思っています。戸別収集を実施すれば赤字になると言っていながら、有料化の収入は基金に積むと説明し、整合性が取れていないとの鋭い指摘も聞かれます。戸別収集の実施を計画通り進めるのか否かを明確にしなければ、赤字か黒字かも定かではなく、有料化で得たお金の使い道を決めるまでも至りません。有料化は永遠に続けると市長は3月の予算審査の中で答えています。将来にわたっての目的や使途を明確にしなければ、市民の理解も信頼も得られません。