台風18号による水害調査
10月5日(日)深夜から6日(月)午前にかけて襲った台風は、また大船の町を水浸しにしました。駅周辺は膝まで水に浸かりました。中通の商店は、30センチから40センチ浸水したところがあり、商店の皆さんは後片付けに追われていました。
水害によって出たごみの処分について、市に電話で問い合わせをされたそうです。「あちこちたらい回しにされ、結局事業系のごみだから収集業者に無料で回収してもらうことになった。最初は消防署で罹災証明をもらってからと言われたが、発行までに時間がかかる。衛生面からも早く回収してほしい。消毒もしてほしいと言ったら、それは保健所だと言われ、市の対応はとても不親切だ。10年前とは違っている。」
大船駅東側はよく水害に見舞われます。鎌倉市は1998年に、洪水を防ぐため、雨水を街路にある排水溝から太いパイプでJR線路の下をくぐらせて流しこむ調整池を作りました。2004年の台風22号の時にはうまく機能しませんでしたが、今回も住民の話では、「調整池は機能していない。また開けるのが遅れたみたいだ。」
その他、「トイレが逆流してあふれた。」「早く交通規制をかけないと車が水没するし、車が通るたびに水が店に押し寄せる。」など、色々ご意見をお聞きしました。市税課の職員は二人で回っていましたが、環境部や防災、道水路、下水、産業振興課など、現場を見て直接話を聞いてほしいです。
今回の台風対策、避難所の開所が早かったことはよかったと思います。その後の被害対応については、ごみ収集はじめ、当事者の問い合わせにスピーディーに答える体制が取れていなかったと思います。窓口の一本化が必要です。