帰郷報告1:親の介護と田舎の生活
連休中に帰郷しました。要介護1から要介護5に重度化した家族の対応が主です。施設への入所は待機が出ていることと、本人は長年暮らしてきた家にいたいため、しばらくは月2回のショートステイと週2回のデイサービスで凌ぐことになっています。在宅ケアのため、ベッドは低いものをリースし、配置変更をすると言うので、部屋中の大掃除をすることになりました。
2000年に介護保険制度が導入され、介護の社会化が進み、昔に比べれば家族負担が軽くなっているように思えます。しかし、田舎でも若い世帯は住いを別にする半核家族化が進み、共働きのため基本は老老介護を余儀なくされているのが現状です。
また、介護保険が1割負担とは言え、サービスを充実させれば加算され、年金だけでは立ち行きません。市から配布される紙おむつも薄いもので用を足さないことから、品質の良いものへの変更を要望したところ、枚数が減り、多くは購入することになりました。80歳の老老介護は、気力・体力・財力すべてに限界があります。重たい課題を抱えた帰郷になりました。